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シリーズ第3弾ついに発刊! 17名の執筆者が猫の心筋症の診断・治療・最新情報を書き下ろし!
・気づきにくい猫の心筋症を診断~治療まで深堀り!
・心筋症の詳細解説、猫に対する工夫などをまとめたコラム、よく聞かれる質問への回答(Q&A)を掲載
<監修者からのメッセージ>
猫と犬では好発する循環器疾患は異なる。また、猫では治療薬の選択や治療に対する反応も、犬とは大きく異なる。
犬と比べ、心臓手術がまだ一般的でないうえ、遠くの病院への通院が敬遠されがちであることから、ホームドクターでの内科的管理が要求されることも多いであろう。その際、犬に対して身につけた診断や治療の知識を、そのまま猫に応用することはできないため、猫に特化した循環器疾患に対する知識と技術の習得が必須となる。今回は全編書き下ろしとなっており、厳選した豪華な執筆陣による最新の情報が詰まっている。ぜひ読み込んでいただき、日々の診療に役立てていただければ幸いである。
<EDUWARD Press編集部より>
大変ご好評をいただいております「犬の僧帽弁閉鎖不全症 」「犬と猫の心疾患の薬物療法 」に続く、待望のシリーズ第3作目がついに登場です。今回は、「猫の心筋症」をテーマに、診断~治療まで深く掘り下げてご執筆いただきました。それに加え、一次・二次診療施設や大学、猫に特化した診察を行っている先生にも各施設での取り組みなどをご執筆をいただきました。また猫専門病院の先生方ならではといえる、心筋症の発生状況に関するデータや、診察によるストレスを減らすための工夫など、疾患だけではない+αの情報も盛りだくさんです。なかなか気づきにくい猫の心筋症。診断の際にはぜひ本書をご活用ください。
【目次】
監修にあたって
監修・著者一覧
第1章 総論
第2章 心筋症の分類
①肥大型心筋症(HCM)フェノタイプ
②拡張型心筋症(DCM)フェノタイプ
③拘束型心筋症(RCM)フェノタイプ
④不整脈原性右室心筋症(ARVC)フェノタイプ
第3章 心筋症の病理
第4章 心筋症の診断
第5章 血栓症の診断と治療
第6章 心筋症による不整脈の診断と治療
第7章 心筋症に対する血液化学検査
第8章 心筋症の遺伝子診断
第9章 各施設の取り組み
①一次診療病院の取り組み
②猫専門診療の取り組み
③大学の取り組み
④循環器専門病院の取り組み
循環器学Q & A
①肥大型心筋症(HCM)は,心筋壁6.0 mm以上で治療を開始するのでしょうか?
②肥大型心筋症の拡張相ってよくあることですか?
③猫のうっ血性心不全で,肺水腫を判断するのは難しいですか?
④心室内に構造物があれば,拘束型心筋症(RCM)と診断できますか?
⑤どんな症例にβ遮断薬を使うのでしょうか?
⑥甲状腺機能亢進症で心筋壁が厚く見えることは実際にありますか?
⑦肥大型心筋症の内科的治療にピモベンダンは第一選択となりますか?
⑧僧帽弁収縮期前方運動(SAM)に対して,ピモベンダンは使用していいのでしょうか?
⑨僧帽弁収縮期前方運動(SAM)に対して,積極的な治療が必要ですか?
COLUMN
①Tokyo Cat Specialistsでの心疾患の発生
②東京猫医療センターでの猫の肥大型心筋症(HCM)の発生状況
③東京猫医療センターでHCMと診断された症例の主訴
④若齢猫の胸部X線検査に注意
⑤猫のストレスを最小限にするための検査の工夫
⑥治療の工夫
⑦飼い主に対する指導の工夫
索引Index
総合診療に役立つ獣医循環器診療シリーズ 猫の心筋症 |
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